数年前から私が開発を行っている動画販売のXCREAMが英語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)での販売に対応しました。
XCREAMは、誰でも簡単に動画やファイルを販売することができるコンテンツ販売ショッピングモールです。固定費用無料で、売れた分だけ手数料を頂くモデルにより、小規模な制作者であってもお気軽に動画販売を行うことができるのが特徴です。
今回の外国語対応により、海外への動画販売が誰でも簡単に行えるようになりました。
日本には、アニメやアダルトビデオを初めとした世界的に人気のコンテンツが多数あります。しかし、これまではその販売経路が確保されていないために、海賊版などでしか流通しておらず、折角の商機を逃しているという傾向がありました。
XCREAMでは、既に既存売上の15%が海外からの売上となっておりますので、今後とも海外比率を高めて行きたいと考えております。
ぜひ、これを機会にXCREAMでのコンテンツ販売をご検討ください。
固定費無料ですので、リスクゼロでの海外市場参入が可能です!
さて少し技術的な内幕もお話しします。日本のIT産業はこれまで国内市場にとどまっていましたので、多言語化のノウハウが不足しているように思います。これから世界市場を目指すビジネスは多言語化ウェブサイトの実装が不可欠になるので、なにかの参考になれば幸いです。
ウェブサイトの多言語化には3つの要素があります。
- HTMLの多言語化
- 表示するメッセージの多言語化
- データベースの多言語化
このうちメッセージの多言語化に関しては、gettextなどのモジュールを使うのが一般的でしょう。今回は、その代わりに弊社独自フレームワークのフィルタとしてメッセージの変換を実装しております。
HTMLの多言語化にどのような方式があるのか、私はよく調べていませんが、今回はHTMLの中の文字列をマッチして置き換えすることにより多言語化をしております。HTML自体に手を加えることはなるべく避けたいという判断です。
ここまではアプリケーションコードに一切手を加えることなく、フレームワーク側だけで対応することができました。
データベースの多言語化はアプリケーション固有の問題ですので、アプリケーション側で対応する必要があります。これに関しても、データベースから取得した結果の配列を一括で変換するメソッドを記述したことにより、一行の追加でデータベースの多言語化が可能になりました。
フレームワークの改修から始めて、リリースまで数ヶ月で完了しましたので、意外と多言語化は難しいものではないな、という印象です。
但し、正しいやり方でやらないと管理するHTMLやコードの数がふくれあがったりする恐れがありますので、必ずフレームワーク側で適切な対処を行うべきだと思います。
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