2022年11月28日月曜日

note始めました

 「ひよこ政経新聞」という名前で、政治と経済について語るブログをnoteで始めました。

個人的なことは相変わらずこちらのブログやQuoraに書くかもしれませんが、noteでは政治経済の話題を書いていこうかなと思ってます。

https://note.com/piyoist/

2022年3月7日月曜日

ロシア軍の対空ミサイル一覧

ロシアのウクライナ侵攻でいろんなロシア軍の対空ミサイル車両が撃破されてるが、なにがなんだかわからないので一覧にまとめてみた。データの出典はWikipediaだよ。

9K35 Strela-10: ソ連時代の短距離対空ミサイル車両。光学/赤外線誘導。射程距離5km, 射高11,500ft

Tor-M1: 短距離対空ミサイル車両。射程距離12km, 射高20,000ft (1両での単独運用も可能だが、複数車両をリンクすることも可能)

9K33 Osa: ソ連時代の短距離対空ミサイル車両。射程距離15km, 射高39,000ft

Pantsir-S1: 2種のミサイルと高射機関砲とレーダーと電子光学センサーを一つの車両に積む中距離防空システム。射程距離18km, 射高49,000ft

Buk-M1-2: 複数車両で構成された中距離防空システム。射程距離50km, 射高82,000ft

(以下は撃破されてないけど、名前聞いたことあるので。たぶんウクライナにも来てるはず?)

S-300: ソ連時代の長距離防空システム。複数車両で構成され、最大射程360km

S-400: 最新式の長距離防空システム。複数車両で構成され、最大射程400km

ちなみに日本も持ってる米国のパトリオット防空システムは射程160kmくらいなので、ロシアのミサイルは公称で倍以上の射程を持っている。

2022年2月6日日曜日

5分で分かる初めての起業

 5分で分かる初めての起業 (CC BY 4.0) 2022 Shunichi Arai

なぜやるか

なぜ起業するのか。自由時間を増やすため。成功するため。金を稼ぐため。嫌な思いを減らすため。仕事を楽しむため。他にできる仕事がないため。どれが大事?

なにをやるか

起業の中で最も難易度が高いのは飲食・小売。在庫があり、家賃も高く、人件費もかかり、それでいて競合が多く利益率が低い。厳しい。とくに飲食はオペレーションも難易度が高くて大変。飲食で成功する人は心から尊敬。ただし一人だけでやるバーやスナックは難易度やや低い。

情報だけを動かす商売はいちばんリスクが低くて難易度が低い。不動産屋・人材業のような仲介業・営業代理店とか、講演業・コンサル業・インフルエンサー・アフィリエイターとか。通販業も店舗の小売業に比べれば圧倒的に楽。

士業のように規制で守られた業種はとくにやりやすい。

いつやるか

若いうちの強みは、時間、成長しやすさ、再起しやすさ、失敗が許されやすさ、体力などがある。経営者を長年やってれば成長する。

年を取ってから起業するなら、培った人脈、知識、技術、名声、信頼などを活用できる。とびきり優秀な人ならある程度、蓄積してからの起業が有利か。

誰とやるか

経営者が一人では起業はなかなか大変。なにより孤独感があり、意欲を維持することが難しい。自分一人で頑張って全てをこなし、意欲を維持していけるなら一人でもいいけど。

二人以上だと喧嘩別れもあるし、裏切りもある。というか喧嘩別れするほうが多いかも。タイプの違う人間同士が組みやすい。空気読める人(オールラウンダーや営業)と読めない人(職人)とか。

税理士は最初から雇うことが必須。メールなどで気楽に相談できる若手の税理士がよい。

人を雇っても帳簿や銀行口座は自分で管理する。さもないと横領される。人に任せるのは不正防止策ができてから。

どうやるか

最初に知っておくべき内容だけ書く。大事なことと、後戻りできないことと。

経営で一番大切なのはマーケティング

マーケティングが上手にできれば、それだけで会社が作って儲けられる。が、どんな業種でもマーケティングがダメなら全く儲からない。マーケティングとか営業とかできれば、それだけで不動産屋でも人材屋でもやって儲けられる。

STP, 4P, 4Cが基本。それで「なにをどこでだれにいくらでどうやるか」の戦略を決める。それが間違ってるとどうにもならない。

べたな飛び込み営業から、SNSマーケティングまで、武器はたくさんある。一通りの使い方と使いどころを把握すること。

失敗を計画する

起業には失敗がつきものである。売れない。儲からない。客が来ない。顧客に迷惑をかける。納期に遅れる。欠陥を出す。納品できない。品質が悪い。従業員に迷惑をかける。給料が払えない。喧嘩別れする。裏切られる。そんなのは日常茶飯事である。倒産すればこの全てが一気に起きる。そしてほとんどの起業は失敗に終わる。

だから失敗を計画の中にいれよう。失敗したらどうするかを考えておく。撤退する時期と方法も決めておく。倒産したら弁護士を雇って後始末してもらうこと。自分と家族の心身の健康を第一に考える。面の皮を厚くすること。

投資を受ける<=>投資を受けない (強者の戦略<=>弱者の戦略)

投資とは会社の持ち分(株式)を譲るかわりにお金をもらうこと。一般的にベンチャーキャピタルにお金を入れてもらう。その金を使って一気に成長を狙う。そういう会社をスタートアップと呼ぶ。

他人に持ち分を渡したら、持ち分を強制的に取り戻す手段はほぼない。なので安易に良くわからん人に投資されると詰む。反社だったら人生終わりかねない。

共同経営者に持ち分を渡す場合は、辞めたときに持ち分をいくらで売ってもらうなどの契約書を作っておこう。(要弁護士チェック)

投資を受けるなら、ゆっくりのんびり働く選択肢はなくなる。辞めるまでつねに馬車馬のごとく死ぬ気で働く必要がある。

投資を受けないなら弱者の戦略(栢野克己)しかない。泥臭い接近戦になりがち。大手企業や有力スタートアップがやりたがらないことをやるしかない。

気楽に経営する

以下のような条件が揃えば、自由で気軽な経営ができる。これでも自分が頑張れば儲けることは可能。

  • 従業員を雇わない (フリーランスや士業の活用は可)
  • 不動産を借りない
  • 融資や投資を受けない
  • ITで自動化する

融資を受ける

融資とはお金を貸してもらうこと。

融資を受けるなら最初は政策金融公庫(こっきん)しかない。そこから保証協会融資→信用組合・信用金庫→地方銀行→都市銀行とだんだんレベルアップしていく。だいたい社長個人が保証人になることを要求されるので、会社がつぶれると社長も破産する。

法律を学ぶ

経営者が法律を知らないと刑務所行きになりかねないので、法律を学ぶことは必須。大学生向けの入門書でも何冊か読めば十分。あとはニュースなどを通じて法律を広く知り、すぐ条文に当たる癖をつける。顧問弁護士は早めに付けたい。メールでさくさく聞ける人がベター。

参考書籍

僕は最近、経営書よまないので全般的に古い本が多い。これらの本に加えて、ネット広告、SEO、アフィリエイト、SNS活用などの知識は抑えておく必要があると思われる。

経営書というのはある意味で空理空論でエビデンスがないので、あまり経営書ばかり読んでも意味ないと思うが、ミクロ経済学は詳細に学んで損はない。ミクロ経済学は(実験に基づいたエビデンスはないが)数学と同じような理論的裏付けがあるので学ぶ価値がある。

法律書はとくにお勧めないけど読んでね。刑法の入門書が一番読みやすい気がする。刑法はシンプルなので。

(おすすめ順)

  • 新版 市場を創る:バザールからネット取引まで - ジョン・マクミラン
  • 情報経済の鉄則 ネットワーク型経済を生き抜くための戦略ガイド – カール・シャピロ (著), ハル・ヴァリアン (著) - (旧版である「ネットワーク経済の法則」のほうが版型が読みやすいかも)
  • コンサルタントの秘密 - ジェラルド・ワインバーグ
  • 起業のファイナンス増補改訂版 - 磯崎 哲也 (投資を受けないなら読まなくても良い)
  • 【新版】小さな会社★儲けのルール - 栢野 克己, 竹田 陽一
  • 成功者の告白 - 神田 昌典
  • 「週4時間」だけ働く。- ティモシー・フェリス
  • ポジショニング戦略[新版] 単行本 - アル・ライズ, ジャック・トラウト