2016年2月2日火曜日

プログラマーとはどんな人間達なのか。怒りと寝坊と社会適応と。

(注意:本記事はほぼ個人的な観察と憶測と誇張によって成り立っています。研究などの記述がある記事へのリンクなども含んでいますが、それらはエビデンスレベルが極めて低いものも含んでおり、全てを正しい事実として扱うべきものではありません。)

プログラマーとはどんな人間なのでしょうか?

職業プログラマーの多くは、ごく普通の善良な市民であり、多くの普通の日本人と変わらない人々だと思います。たまたま就職先がソフトウェア企業だったからプログラムを仕事にしているという人々です。

本稿では、もっとややこしくて魅力的?なナチュラル・ボーン・プログラマー達の話をしたいと思います。

プログラミングにおいて高い能力を発揮する人々の一部は、しばしばちょっと変わった個性を持っています。もちろん人それぞれ違うので、一概にまとめることはできませんが、ちょっと変わった人が大勢いるのが事実です。

そのなかでもとくに目立つ個性が二つあります。それは「怒り」と「寝坊」です。


ある種のプログラマーというのは、何か知らないが常に怒っています。

日本のIT業界では、一時期「モヒカン族」や「マサカリ」などという言葉が流行りました。他人の誤りなどを見つけたら容赦なく攻撃するというような意味だったかと思います。

間違ったことを見つけると「間違っている!」と言わずにはいられないのがプログラマという生物のサガであるようです。

間違いを指摘するときは、丁寧かつ穏便な方が良いのではないかと思うのですが、そのときに強烈に怒ってキツい口調で否定してしまうような人も多くいます。

とくに複数の外国語に堪能なプログラマーというのは、なぜか知らないが、強烈なレベルにまで怒り狂っていることが多く、怒りのあまり収拾が付かないようなブログを書いてる人が3名います。

そのうち二名はかなり怖いので実名を挙げるのをためらいますが、一名は「アスペ日記」という名前のブログを書いている方です。

この方は他人が翻訳して無償で公開した文章に対して「そびえ立つクソの山だ」という評を書いて物議を醸しました。

それだけなら単なる罵詈雑言というだけの話で、何も珍しい話でもないと思うのですが、そこから先、この人がその正当化として言ったのが「これは訳という作品についての批評であり、個人攻撃ではないから何も問題はないのだ」という言葉です。

ここには、なんというか一般社会や他人の気持ちというものに対する洞察が全く欠けているなあ、と思いました。自称のようにアスペルガー症候群なのかどうかわかりませんが、かなり特異な個性を感じます。


プログラマの怒りというのは、うまく働けば社会や人生を良い方に変える場合もあるだろうと思います。また社会全体が良くなるためには、怒りを持った人々がその怒りを良い方法でぶつけていくことで、社会を改善するという作用も必要なことは間違いありません。

しかしその怒りの表出の仕方があまりに他人に受け入れられないものになると、単なる暴言どころか、下手したら訴訟沙汰や解雇沙汰にもなりかねません。

そのためにもプログラミングコミュニティは、「モヒカン」だの「マサカリ」だの言わずに、きちんと穏便な方法で怒りを表明したり、なるべく冷静かつ丁寧に間違いを指摘することを推奨するような考え方が必要なのではないでしょうか。

怒りをうまく社会をよくするために使う。

怒りをうまく自分の人生をよくするために使う。

そんなことができたら良いのになと思います。(次の記事はそんな話を書こうかと思っています)


プログラマは夜型だとよく言われます。

本格的なソフトウェア企業で、毎朝9時に全員が出社しなければならない企業など聞いたことがありません。もしそのような企業を作ったとしたら、優秀なプログラマは絶対に応募しないので、すぐに潰れてしまうのではないでしょうか。

ドワンゴという会社などは、社員が午前中に出社してくれるように午前10:30にジャージ姿の女性が弁当を配布し、一緒に体操をするという試みまでしたそうです。

10:30に出社するのが早朝出社というのがこの業界。10:30に出社すれば朝に強い人扱いです。昼や午後になって出社してくる人も決して珍しくはありません。

既に広く合意が得られた睡眠学的な観点から見ると、まず10代後半~20代くらいの若い人の多くは睡眠リズムが自然に夜型になっており、そういう人は朝早く起きると能力が著しく低下するという現象があげられます。また成人でも3割の人は遺伝的に夜型となります。

プログラマはとても集中力のいる仕事なので、私の場合は少しでも睡眠不足などで能力が低下していると全く使い物になりません。そのためプログラマには出社時間を遅らせてでも集中力を確保して仕事してもらったほうがいいのです。


しかしプログラマの一部にはそれだけでは説明出来ない夜型傾向があるように思えます。

夜型の人間というのは創造性が高く、独立心が強く、論理的であるという説があります。

さらには、発達障害の人間は、極度の夜型などの睡眠リズム障害を併発しやすいという説があります。

要するにナチュラル・ボーン・プログラマというのは脳味噌がどっかポンコツであるために、それゆえに性能が出せている生物であるということ。(中にはポンコツでないのに超高性能を発揮している卑怯な人もいますが…)

冒険的な移民の子孫である米国人は、ある種の発達障害などの遺伝子を多く持っており、それが米国の創造性や独創性などを担保しているという説があります。米国では多くのポンコツ遺伝子を持った人がおり、そのなかでポンコツ性が低くて高い才能を発揮する人が、社会の発展に貢献しているのかもしれませんね。

ポンコツ人間よ、がんばろう! 日本を変えるのはポンコツ人間しかいない!

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